夜七時

2020-05-19

友人のブログを構築するのに最適な設計を探していきます。

前提条件としては、

  • 無料
  • 簡単
  • 移行ができる

個人的に勉強を兼ねているので、使いたい技術もある程度決まっています。

  • headless CMS
  • Static Site

いつも通りの組み合わせです。

この記事では、Headless CMS選びをしていきましょう。

Headless CMSの候補

ヘッドレスCMSを使うことは確定です。
ソースの中にあるMarkdownをPushして・・・などはできない為です。

さて、どのヘッドレスCMSサービスから選ぶか、という点が気になってきます。

  • Netlify CMS
  • Contentful
  • Micro CMS

一番自分にとって馴染みのあるラインナップになりました。
本当はwordpressをheadless化するのが良かったのだと思うのですが、ナレッジもなく、無料で運用できる方法が思いつかなかったので、今回は外しています。

Netlify CMS

個人的にはこれはかなり構築しやすく、シンプルで、簡単です。
ただ、CMSのエディタの日本語入力が壊れていて、まともに入力できないのです。

いや、できなかったのです。
しかし、今確認してみたところ、できるようになってる!
素晴らしい!

特徴:Markdownベース

MarkdownベースのCMSという点です。
NetlifyCMSは、エディタで記事を作成すると、markdownを生成してくれます。
これは、Static Site Generatorとの相性がよいと感じています。

記事のログが一つ一つのファイルとして残るので、柔軟性もあることと、安心感が良いところです。

ただ、headless CMS間のコンテンツの移行については難しそうです。

markdownの記事ファイル群をContentfulに移行しようと調べましたが、簡単には行うことができないようでした。

Contentful

CMSの信頼性の面では非常に良さそうです。
機能面でも充実しているし、拡張性もあります。
ただ、色々できる分、設計が複雑になります。

カテゴリやタグなどの設定自体に、結構手間取りました。

静的サイトジェネレータで運営していたブログで、元記事がたくさんある場合に、Contentfulへの移行はかなり大変イメージ。
ゼロから構築するには問題なさそうです。

特徴:APIベース

Netlifyと違い、APIベースで配信されます。
Wordpressのようにサーバー上に記事データだけが格納されています。

おそらくSSRしたい時などには、強みが生きてくるのだと思います。

Micro CMS

日本の企業が運営しているので、日本語で進めることができます。
自分以外の誰かが触るCMSだと、やはり、これはかなりのメリットになりますね。

こちらもContentful同様、APIベースのheadless CMSです。

基本機能は備えていますが、ブログを構築する上ではまだ足りない機能があったりします。
日本語という点で、1番の候補なのですが・・・今後の発展に期待です!

ネック

記事のソートなどが限られていたりと、機能面で不足があります。
シンプルなブログにしても、必要な機能が実装できないのは不利です。

ただ、機能実装のロードマップが公開されており、徐々に充実していくようです。

まとめ:今回はNetlify CMSに決定

すでにこのブログでも実装済みで実績がある為、NetlifyCMSに決定しました。
なんと言っても、日本語入力が普通にできるようになったのは大きい。

CMSとしても、機能が絞られていることと、Markdownへの設定を反映してくれるというシンプルさが魅力です。

永井 大介

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